今年もGAAD Japanの多言語対応はUDトークが担当いたします。オープニングセッションとしてのUDトークで使い方やアクセシビリティへの取り組み、最新の活用事例を簡単にご紹介いたします。
Shamrock Records株式会社 代表取締役
UDトーク開発者
UDトークの開発者。Shamrock Records株式会社代表取締役。東京都練馬区在住。テクノロジーを活用して地域課題に取り組む団体Code for Nerimaの代表も務める。趣味は語学(英語、中国語、手話)と模型制作。
このセッションでは、カラーユニバーサルデザイン(CUD)の基礎を学び、ウェブやアプリ、デジタルUIで「すべての人に見やすい色使い」を実現する方法を紹介します。色覚の多様性を理解し、色だけに頼らないデザインや適切なコントラストの活用法を知ることで、よりアクセシブルなデジタル体験を提供できるようになります。デザイナー、エンジニア、コンテンツ制作者など、アクセシビリティに配慮したデザインを目指すすべての人に役立つ内容です。
NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構 副理事長
30年以上にわたり、色覚の多様性に対応したカラーユニバーサルデザイン(CUD)の普及に取り組む。調査研究、コンサルティング、講演、認証制度の運営などを通じて、誰もが快適に色を認識できる社会の実現を目指す。Web・アプリ・UIデザインを含むデジタル分野にも精通し、企業や行政と協力してアクセシビリティ向上に貢献。CUDの基本から実践的な改善策まで、初心者にもわかりやすく伝えることを得意とする。
昨年の合理的配慮の義務化によりアクセシビリティへの関心が高まる一方で、全社的な理解と実践が難しい企業も多いでしょう。
本セッションでは、アクセシビリティを後回しにすることで企業はどんなリスクが発生するのか、具体的なデータをもとに解説します。また社内外の実践例をお伝えし、経営層から現場のデザイナー・エンジニアまで、組織全体で取り組むためのヒントを紹介します。
株式会社グッドパッチ フロントエンドエンジニア・ウェブアクセシビリティスペシャリスト
フロントエンドエンジニア・ウェブアクセシビリティスペシャリスト(元キャビンアテンダント、元ジャーナリスト)。 2024年4月にGoodpatchに入社し、アクセシビリティ推進、デザインシステムフィードバック、ウェブアプリ開発等を担当。 より良い明日のために新しい社会的価値を創造することに焦点を当て活動中。
NPO法人アイ・コラボレーション神戸 理事長
神戸市のポートアイランドにある就労支援A型事業所で、ホームページ制作・システム構築・アプリなどのUI設計・ウェブアクセシビリティ診断・ユーザ評価・職員研修、実証実験などを行っております。
2016年より「アクセシビリティの祭典」、2018年より「わたしたちの未来をつくるアイデアソン・ハッカソン」を主催で開催しています。 ※アクセシビリティの祭典については今年はちょっと休憩のため開催いたしません。)
デジタル庁デザインシステムは、デジタル庁のミッションである「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。」の実現を標榜し、行政機関や公共機関のウェブサイト、ウェブアプリケーション、オンラインサービスまたはシステム等で利用するためのデザインプラットフォームです。「アクセシビリティファースト」で構築しているデジタル庁デザインシステムの、アクセシビリティの考え方や取り組みをご紹介します。
デジタル庁 プロダクトデザイナー
2023年3月、民間専門人材としてデジタル庁に入庁。情報アーキテクチャ、UXデザイン、アクセシビリティのエキスパート。デジタル庁デザインシステムにはインフォメーションアーキテクト、アクセシビリティ監修、ガイドライン執筆等で参画。
デジタル庁 プロダクトデザイナー
2023年8月、民間専門人材としてデジタル庁に入庁。ITメガベンチャー、スタートアップ、フリーランスにて様々なネイティブアプリのUIデザインを経験。デジタル庁デザインシステムにデザイナーとして参画するほか、住民向け行政プロダクトのUIデザインに従事。
KDDIグループでは、グループ全体でのアクセシビリティ推進の取り組みを開始しています。グループ全体で推進していくために、共通方針の策定や実務者向けの研修の実施、オリジナルマニュアルの作成、Meetup等の社内イベント開催など様々な取り組みを行っております。このセッションでは、KDDIグループのアクセシビリティ推進体制などを含め、企業としてウェブアクセシビリティにどう取り組んでいるのかをご紹介します。
KDDI株式会社 パーソナル事業本部 DXデザイン本部 デザインセンター ウェブアクセシビリティ推進事務局運営
ブランドサイトの運用・改善業務を経て、2024年より現部署でウェブアクセシビリティ推進業務を担当。事務局として、KDDIグループ全体への啓蒙や実装の推進に取り組んでいる。
株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 広報室/アクセシビリティスペシャリスト
パートナーの障害特性を知ることを機にウェブアクセシビリティへの関心を高め、2000年代前半より制作ディレクターとしてウェブアクセシビリティの対応をおこなっていた傍ら、ウェブアクセシビリティに関わるイベントやコンテスト運営に携わる。
現在、KDDIウェブコミュニケーションズ広報室にてコーポレートサイトの運営に携わっている。またアクセシビリティエキスパートとして自社のウェブアクセシビリティへの取り組みを推進している。
株式会社方角がこれまで聴覚障害のある当事者と共に進めてきた情報設計やサービス開発の実践をもとに、「伝える」から一歩進んだ「伝わる」社会のつくりかたを探ります。見えない音、届かない情報、コミュニケーションのすれ違い…「見落とされた日常」を可視化し、社会構造そのものを再設計するアクセシビリティのあり方を提案します。実例と共に、アクセシビリティの本質を「仕組み」ではなく「視点」として捉え直すヒントを共有します。
株式会社方角 代表取締役/デザイナー
東京藝術大学大学院修了後、映像制作会社やフリーランスでの活動を経て、2021年に株式会社方角を設立。代表として、“デザインで社会構造をつくる”をテーマに、聴覚・視覚障害のある当事者と共に情報設計やサービス開発を手がけている。
「エキマトペ」「ミルオト」などのプロジェクトを通じ、社会課題を翻訳するデザインを実践し、革新性と社会的実装の両立を追求している。
電通デジタル及び国内電通グループ8社と共同で制作した“誰一人取り残されない”コミュニケーションの実現を目指す「みんなのコミュニケーションデザインガイド」をご紹介します。
株式会社電通デジタル ウェブアクセシビリティコンサルタント
2023年よりウェブアクセシビリティプロジェクトを立ち上げ、コンサルタントとして企業のウェブサイトのアクセシビリティの向上に取り組む。
ノベルティでは、2023年よりウェブアクセシビリティの向上に取り組んでいます。今回は、受託のWeb制作会社において、どのようにアクセシビリティを推進し、社内に文化として根付かせていったのか、その過程をご紹介します。
株式会社ノベルティ アクセシビリティスペシャリストエンジニア
アクセシビリティスペシャリストエンジニア/マークアップエンジニア。前職では社会福祉士として従事。2024年1月にノベルティへ入社し、現在はプロジェクトの実装やアクセシビリティチェックに加え、社内でのアクセシビリティ啓発活動にも取り組んでいる。誰一人取り残さない社会の実現を目指し、日々奮闘中。
単なる物理的・デジタルの障壁解消に留まらず、利用者の心理的側面にも着目した予期的アクセシビリティの考え方について、これまでのCULUMUでの取り組みをもとに紹介します。アクセシビリティを軸に、利用者の心理的側面にも焦点を当て、誰もが安心して利用できる環境を創出するためポイントを紹介します。
株式会社STYZ インクルーシブデザインスタジオ CULUMU CDO
大学卒業後、海外を拠点とするデザイン会社Tigerspikeを経験した後、インクルーシブデザインスタジオ『CULUMU』を設立。多様なユーザー・生活者と共創するデザインプロジェクトをさまざまな業界・企業と取り組む。STYZではインクルーシブデザインスタジオCULUMU設立と同時に最高デザイン責任者(CDO)へ就任。デザイン共創パートナーとして社会課題に取り組む多数のプロジェクトを担当。
2022年からSmartHRでアクセシビリティテスターとして働きはじめました。障害がある自分がどんなスキルを身につければいいのか?そもそもアクセシビリティテスターとして本当に役に立てるのか?そんな不安を抱えながらのスタートでした。障害の有無に関わらず、だれもが「なりたい」と思える仕事になるように。仲間と一緒に創っているアクセシビリティテスターという新しいキャリアについてお話します。
株式会社SmartHR アクセシビリティ本部 アクセシビリティテスター
2014年に重症筋無力症を発症し、通勤が困難になったことをきっかけに退職。2022年12月にSmartHRへ入社し、アクセシビリティテスターとしてフルリモートで勤務し、SmartHRのプロダクトをより良くすることに取り組んでいます。障害当事者となって初めて見えた社会の「障害」を取り除くことに、自分の仕事を通じて少しでも貢献できればと思っています。
ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす。」というPurposeのもと、誰もが自分らしく、そして、感動を分かち合える世界を目指しています。
インクルーシブな未来の実現に向け、ウェブサイトにおけるアクセシビリティの基準と遵守事項を明確に定めた「ソニーグループウェブアクセシビリティポリシー」を制定し、サイト/コンテンツの設計やデザインの十分な配慮に取り組んでいます。
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社法人サービス事業部 ウェブソリューション部プロジェクトマネージャー
2017年、ソニーネットワークコミュニケーションズへ入社。ソニーグループ内外、多数の企業サイトにおいて、WCAGに沿ったウェブサイトの構築、運用フェーズにおける品質維持に取り組むプロジェクトを経験。現在は、ソニーグループサイトを統括する事務局において、ウェブアクセシビリティの追求、品質底上げを目指すべく活動中。
しくじりじゃなて、たたかれについて
ウェブアクセシビリティについてアクティブに活動したりアウトプットしていると、「叩かれる」「炎上する」ことがあります。てか、ありました。その時対策ではなくて、心の持ち方、取り組みやアウトプットについての注意点についての経験談をお話しします。
アクセシビリティの盲点は「会場」に
ウェブサイトのアクセシビリティを障害当事者に評価してもらうユーザーテストを実施するはずが、実際には会場のアクセシビリティに苦戦する結果になった、入社1年目のしくじり。
うっかり「大事対決」をしてしまった話
とあるウェブサイトのリニューアルプロジェクトに PjM 兼 IA として関わらせていただいた際に、図らずも、サイトオーナー側の「大事」vs「アクセシビリティ」という対立構造を作ってしまった経験を、お話できればと思います。
初学者あるあるしくじり〜きっと誰もが通る道〜
altで迷走、「大きな文字」を勘違い、aria-labelのしくじり……アクセシビリティ初学者がきっと一度は通る道を、解決策と合わせて紹介します。
有償のチェックツールを導入してみたけど全然使われなかった
会社で、全社的に使えるように有償のアクセシビリティチェックツールをまとめて導入しました。しかし、使う必要性の説明とワークフローを整えていなかったため、全然使ってもらえませんでした。手段と啓発は両輪で進めないといけない、という話になります。